青色は癒しを感じさせる好感度の高い色です。青色の外壁の家は華やかで品があり、色味の選び方次第で様々なイメージの外観デザインを作ることができます。今回は、青色の外壁の家の演出方法と、外観デザインの事例をご紹介します。
目次
品があり好感度が高い青色の外壁の家、色味で外観デザインのイメージが大きく変わる
青は空や海の色であり、見る人に癒しを感じさせてくれる好感度の高い色です。ひと口に青色と言っても、空や海が天気によって表情を変えるように、色味によって印象が大きく異なります。
例えば、水色の外壁なら明るく爽やかな印象になり、海と空がよく似合うマリンスタイルの外観イメージが作れます。空や海をイメージさせる青色には、青い空に白い雲、青い海に白い波が美しく映えるように、白色をアクセントとして組み合わせるのが定番です。
個性を演出したい場合は、青色の反対色の黄色やクリーム色と組み合わせるのもいいでしょう。少し難度は上がりますが、おしゃれな印象になります。
深い青色なら高貴で伝統的な印象のロイヤルブルーや、カジュアルな中に落ち着きを感じさせるインディゴブルーなどがあり、それぞれに印象が異なります。
モダンな外観デザインに似合う青色もあります。グレーにわずかに青色を混ぜたブルーグレイや、黒に近い深い青色はモダンデザインに更なる個性と彩りを加えてくれます。
青色は華やかでありながら品のある色なので、白やグレーなどの定番以外でちょっとだけ冒険してみたい、わが家ならではの個性が欲しいけれど品よくまとめたい、飽きがこないよう落ち着きが欲しいといった方にピッタリの色。上手に取り入れて、わが家ならではの外観デザインを目指しましょう。
明るさの中に落ち着きを感じさせるヘリテイジブルーの外壁の事例
こちらは落ち着いたツヤ感の青色のサイディングを外壁に張った家の事例です。シンプルなフォルムの家に青色を使うことで、決して単調になることがなく、わが家ならではの個性を感じさせる外観デザインになっています。
外壁に選んだのはツヤを抑えた品のある青色のラップサイディングです。色名はヘリテイジブルー、伝統的で品のある青色という意味です。青色の外壁を品よくまとめるコツは、ツヤと彩度(あざやかさ)にこだわること。少し抑えめにすると、華やかさの中に落ち着きが生まれ、住まいの品格を感じさせてくれます。
重厚感があり高貴な印象がある深いブルーの外壁の家の事例
深い青色の外壁は重厚感があり、伝統的な品のよさを感じさせてくれます。こちらの事例は北米の輸入住宅で、外壁材は特注色で海外から取り寄せたもの。ほんの少し紫がかったシックな青色は高級感があり、邸宅風の外観デザインを華やかに引き立てています。
ロイヤルブルーと呼ばれるイギリス王室の公式カラーも少し紫が混じった濃い青色で、クラシックで高貴な印象があります。
深い青色は様々なデザインの家に似合います。こちらで使われているラップサイディングは今ある外壁の上から張るカバー工法での工事も可能なので、リフォームでも使いやすい外壁材です。
デニムのようなカジュアルなブルーの外壁の小屋の事例
カジュアルな印象の青色もあります。こちらはちょっとくすんだデニムのような風合いの青色のサイディングを張った小屋の事例です。こちらもツヤは抑えめで、鮮やかさを落とした青色を使うことで、ナチュラルな印象の外観デザインに仕上がっています。
おうち時間が増えたことで、自宅の庭などに小屋を設置してワークスペースや趣味の部屋として活用するスタイルが注目されています。こんなおしゃれな小屋なら、仕事も趣味も思い切りはかどりそうですね。
青色の美しさが長く続く、色褪せがしにくい高耐久なサイディング材を選んで
青色の外壁は華やかでありながら品があり、落ち着きを感じさせてくれるなど、デザイン上のメリットが大きいのですが、注意点もあります。
淡い青色は汚れが泥や排気ガスの汚れが目立ちやすく、また紫外線劣化で色褪せが起こると外観のイメージが変わってしまいます。青色は他の色に比べて退色がしにくい色ではありますが、外壁は日々風雨や紫外線に晒される場所。
耐候性が高く、色褪せがしにくい外壁材を選ぶことが肝心です。また汚れても水洗いでキレイになる外壁材を選んでおけば、小さな手間で美しさを長く維持することができます。
下記に外壁の汚れの落とし方と、汚れが付きにくく、キレイを維持しやすい外壁リフォームのコツをご紹介していますので、ご覧になってみてください。