外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

お家を綺麗にしたい、外観もよくしたい、でもどこから始めたらいいの? そんな疑問にひとつひとつお答えする「もっと知りたい!」のコーナーです。今回は、外壁素材、なかでも、「樹脂サイディング」についての素朴な疑問に答えて参ります。

樹脂という素材の魅力が外壁でも生かされている?

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

ご近所さんが外壁を新しくしたそうで、先日見にいきました。ちょっと外国の山小屋風な感じで、気に入りました。聞くと、「樹脂サイディング」にしたとのこと。樹脂サイディングってどんなものなのですか?

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

樹脂サイディングというのは、塩化ビニル樹脂でできた外壁のことをさします。日常生活で使うプラスチックと同じ原料からできています。樹脂が持つ撥水性や柔軟性、施工が楽なことや長持ちするというメリットがあります。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

え!? 外壁がプラスチックで大丈夫なんですか?

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

塩化ビニル樹脂は現在でも、私たちの生活の身近なシーンでも、硬くて丈夫でないと困るものにも使われていますよ。例えば、窓枠材や床材、水道管などです。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?
外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

そう言われると、ちょっと安心しました。ただ、塩化ビニルじゃなくても、ほかにも外壁材として優れているものはたくさんある気がするのですが……

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

実は、塩化ビニル樹脂が持つ特性を考えると、外壁にもぴったりな素材なのです。

たとえば、塩化ビニル樹脂はこんな特性を持っています

  • 撥水性があり、ほとんど水を吸収しない
  • 温度差に強く、寒さによる凍結でひびわれることがほとんどない
  • 塩分(塩害)、酸(酸性雨)、火山灰などによるサビや腐食がない
  • 自己消火性があるので火元がなくなれば燃え続けない
  • 軽量なため家屋にかかる負担が少ない
  • 長期間にわたって強度が安定している
外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

へえ! 意外に外壁に使うメリットは多そうですね。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

はい、先ほど挙げた素材の持つメリットの他にも、塗り替えの必要がないので長く使えるのも大きなメリットのひとつです。

日本でも樹脂サイディングを選ぶ人が増えているのはなぜ?

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?
外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

実際に、外壁素材として多く使われているのですか? 日本ではあまり見ないような気がしますが……

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

樹脂サイディングはアメリカ、カナダでは50年以上の歴史があり、アメリカでは現在40%、カナダでは60%の外壁が樹脂サイディングです。特に、自然環境の変化が激しい地域で多く導入されているんですよ。日本の気候も変化に富んでいるので、樹脂サイディングを外壁に取り入れるのは実は非常に合理的なのではと思います。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

海外で多く使われているのですね! だから、ご近所のお家を洋風だなって思ったのかもしれませんね。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

板状のものを縦に貼ったり、横に貼ったりと、サイディングだからこそのデザインも豊富にあり、色の組み合わせなどを工夫すると、山小屋風、ロッジ風、洋館のような雰囲気などを実現することもできます。最近流行りのサーファーズハウス風にするのも素敵ですね。

とはいえ、色や貼り方を工夫すれば、切妻屋根や瓦屋根といった日本の家屋にも違和感なく施工することができます。和風建築が立ち並ぶ地域で、一軒だけ浮いてしまうかもしれないという心配をすることはありませんよ。

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

これから新しく外壁を作る、もしくは外壁のメンテナンスをする場合、環境に優しい素材かどうかは気になるところですが、そのあたりはいかがですか?

外壁についてもっと知りたい!②樹脂サイディングってどんなもの?

一般的なプラスチック素材が100%石油から作られるのに対して、塩化ビニル樹脂の原料の60%は塩。さらに、一度使ってすぐ捨てられてしまうプラスチック製品と比べると、耐久性も高いため、環境負荷ははるかに少ないといえるのではないでしょうか。