外壁についてもっと知りたい!④
地震!!グラッときたら、家はどうなる?

もし大きな地震に襲われたら…日本に住んでいる以上、どうしても想像せざるを得ない問題ですね。地震の揺れによって、外壁はどんなダメージを受けやすいのでしょうか。いざ、地震が起きたら、お家はどうなる? 素朴な疑問にお答えする「知りたい!」のコーナーです。

地震が起きると家全体が歪む!?

日本各地で地震が多く起こっていて怖いです。もし自分の住んでいる地域に大きな地震が起きたらどうしよう、と不安になってしまいます。まず、地震が起きたら家はどうなってしまうのでしょうか?

非常に大きな地震が起こった場合には、皆さんもご存じのように、家全体が倒壊してしまったり、地震によって起こった津波や鉄砲水、土砂崩れなどで流されてしまったり、埋まってしまったりなどの最悪の事態も想定できます。

確かに、家が流されてしまったり全壊したりしてしまったときと、家がまだあるけれど損傷してしまった場合とでは、対応の仕方が違いますよね。家が損傷したときには、具体的にどんなことが起こるのですか?

地震が起きると、家全体に歪みが生じることがあります。それによって、こんなことが起こります。

  • 壁に歪みが生じることで、ドアや窓、ふすま、障子などが開けにくくなったり閉じにくくなったりすることがあります。同じく、床の傾きが起きれば、床にビー玉やゴルフボールなどを置くと一定の方向に転がるような状態に。
  • 壁の内側、私たちには見えないところにも地震の被害が及ぶことが多く、排水管が損傷してしまえば、床や壁が湿気っぽくなったり、地下の水道管の損傷が原因で、雨が降ってもいないのに庭の地面がぬかるんだりすることがあります。
  • 屋根に損傷が起きれば、雨漏りする場合もあります。
  • 外壁にも大きな影響が出ます。

小さなひび割れでも怖い

先日、中程度の地震があり、家の内部は無事でしたが、外壁にひび割れが入ったようです。大きなものではなく見えるか見えないかくらいのものだったのですが、そのままにしておいて大丈夫でしょうか?

細い、まるで髪の毛のような形状のひび割れのことをヘアークラックと呼びますが、小さなひび割れだから大丈夫だろうと思いがちです。しかし、そんな細いひび割れからも、雨水は侵入してきます。

雨水が入ってきたら、外壁はどうなるのですか?

雨水の湿気により、ますますひび割れは拡大していきがちです。さらに、室内にまで水が漏れるような状況になってくることも考えられます。

手を打っておいたほうが無難です。たとえば隙間を埋める素材がDIYショップにありますので、そういうものを利用されてもいいかと思います。

自分でやるのはちょっと難しそうで…。そのようなひび割れを放置しておくとどうなるのですか?

経年劣化によるひび割れでも、地震によるひび割れでも、放置しておくと前述のように雨漏りの可能性が出てきますが、それだけでなく、外壁の内部や建物全体が侵食されてしまう原因にもなりかねません。

ひび割れとは無縁の外壁とは

実は隣のお宅は同じくらいに建てたものなのですが、ほとんどひび割れが起こっていません。ひび割れが起きやすい外壁と置きにくい外壁があるのでしょうか?

コンクリートやモルタルなどは、非常にひび割れが起きやすい外壁だといえます。タイルのように経年劣化に強い素材でも、それを壁に固定して密閉するシーリング材が劣化して、同じくひび割れやタイルの盛り上がり、落下などを招く場合もあります。このような、壁に塗り込むような素材を使う場合に、ひび割れはどうしても避けにくいものだといえます。

一方、サイディングは比較的ひび割れが起きにくい素材として注目されています。

地震に強いサイディングというのはあるのでしょうか。

コンクリートやモルタルに比べると、地震によるヒビが入りにくいというのがサイディング一般の特徴ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。一概にどれが地震に強いかという比較をすることは難しいですね。ただ、重さという面で考えると樹脂サイディングが一歩リードすると言えます。地震の際に建物重量が重いと損傷や倒壊の可能性が高くなりますが、樹脂サイディングは窯業など他のサイディングに比べて軽いため、結果として建物重量は軽くなりますからね。また、素材自体に柔軟性があるため建物とのズレが生じにくく、ヒビが入りにくいというメリットもあります。

さらに、たとえ地震の衝撃で一部に破損が出たとしても、その部分だけ張り替えることができますよ。

地震で何かあっても修繕が簡単というのは魅力ですね。

地震ではどんな力が家にかかってくるか予測できない部分があり、樹脂サイディングだからどんな地震でも大丈夫と言うことはありませんが、樹脂サイディングの軽さ、強さ、メンテナンスの楽さなどを魅力に感じられたのであれば、切り替えを考えてみてもいいかもしれませんね。