小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

小屋は生活の場とは異なる、独立した空間です。秘密基地のように自分だけの時間を楽しんだり、趣味に打ち込んだり、仕事場や子ども部屋としても役立つことでしょう。また好きな場所に住める小屋を建て、デュアルライフを実践するといった使い方も。今回は、小屋のいろいろ、住める小屋、コンサバトリー、トレーラーハウスなどをご紹介しましょう。

秘密基地のような住める小屋
ニューノーマルをキッカケに人気が上昇

小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

快適に暮らせる動く小屋、トレーラーハウスの北米での事例です。ニックネームは愛情をこめて “Cat House”と呼ばれています。外壁は樹脂サイディングなのでメンテナンスがラクにできます。
(写真提供/Royal Building Products)

ニューノーマルをキッカケに小屋の人気が上昇しています。小さくてもいつもの居住空間とはまた違う、「自分たちだけのスペース」があれば、毎日の暮らしはより豊かに充実することでしょう。

小屋があったら、そこで何をしたいか考えるだけでも楽しいものです。大好きな趣味を思う存分楽しむ場にしたり、家族でゆったり過ごす第2のリビングにしたりするのもいいですね。

最近では、仕事の仕方の多様化が進んでいますから、ワークスペースとしても活躍してくれます。お気に入りの小さな空間で過ごせば、集中力も高まり、新しいアイデアが次々と湧いてきそうです。

小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

お気に入りの小屋で過ごす時間は、暮らしをより豊かに充実させてくれることでしょう。

ひと口に小屋といっても、物置き、6畳程度の部屋になっているもの、庭の一角に建てるガラス張りの温室のようなもの、トイレや水まわりがついて暮らせるようになっているもの、トレーラーハウスなどさまざまな種類があります。

小屋の建て方は使用目的や建てる場所によって異なります。小屋を手に入れたいと思ったら、まずはそこで何をしたいかというところから考えてみましょう。

庭にコンサバトリーを建てる
優雅にお茶屋お酒を楽しむ暮らし

小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

コンサバトリーとはガラス張りのガーデンルームのこと。優雅なひと時が過ごせます。

庭にコンサバトリーを建てれば、美しい花々を堪能できるおしゃれな温室として、また優雅な第2のリビングとして活躍してくれます。

コンサバトリーとは、ガラス張りのガーデンルームのこと、イギリスの伝統的な温室スタイルです。中で植物を育てるのはもちろん、ティータイムやお酒を楽しむなど、美しい花を眺めながら優雅なひと時を過ごせるように計画します。

コンサバトリーの作り方は、庭に独立させて作る方法と、建物に隣接させる方法があります。

庭に独立させるコンサバトリーは、家から切り離された空間のため、より非日常的な雰囲気が作れます。建物に隣接させたコンサバトリーは、家の中からの出入りがラクにでき、工事も比較的手軽です。

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コンサバトリーには日よけを忘れずに取り付けて。

ただしガラス張りですから、夏の暑さや冬の寒さ対策を忘れずにしておきましょう。遮熱・断熱ガラスを使用し、屋根がガラスの場合は日よけのシェードも取り付けを。周囲を植栽で囲むようにして木陰を作ると快適度がアップします。

庭に住める小屋を建てる
趣味や仕事、子ども部屋にも使える

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DIYで建てられる小屋です。メンテナンスの手間を省くために外壁に樹脂サイディングを使用するなどの工夫がされています_
(写真提供/小屋キットTINY/株式会社ネオ・クラフト

庭に小屋があれば、家の外に秘密基地のような自分だけのスペースが生まれます。ポイントは物置き小屋ではなく、断熱と空調をしっかり対策して「住める小屋」として計画することにあります。

庭に小屋を建てたけれど、夏に暑く冬に寒く、快適性に欠けるので結局使わなくなっているという声もあります。断熱と空調をしっかり対策しておけば、趣味を楽しむ部屋として、仕事部屋として、また子ども部屋としてなど、快適な部屋になることでしょう。

こちらはDIYも可能なキットを使って建てた小屋の施工例です。広さは約6.7平米、約4畳ありますので、コンパクトさがほどよい感じ。まさに秘密基地のような空間です。

床はフローリングで、壁や天井には断熱材を入れることができ、またエアコンの取り付けも可能なので、まさに住める小屋になります。

また小屋づくりで大切なポイントとなるのが、メンテナンスがラクな材料を選ぶこと。放置し続けていたら、いつの間にかぼろぼろになってしまったケースもあります。小屋も家と同じ、定期的なメンテナンスが必要なのです。

こちらの事例の小屋は、外壁は美しさが長持ちして再塗装やシーリングの打ち替えが不要な樹脂サイディングを使用、玄関ドアも窓もアルミ製を選ぶなど、手間なく美しさが長持ちするように考えられています。

小屋だからといって、材料選びや工事に手を抜くのは厳禁です。先々までしっかり考えて建てることで、長く楽しい小屋ライフが楽しめるようになります。

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リアルな木の質感を再現した樹脂サイディング。ナチュラルな山小屋のような雰囲気でありながら、メンテナンスはとてもラク。
(写真提供/Royal Building Products)

好きな場所にトレーラーハウスを設置
デュアルライフを満喫する

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沖縄のトレーラーハウス。長期間住むことができるので、デュアルライフのリゾート拠点になります。こちらの外壁の樹脂サイディング。軽くて丈夫な外壁材です。

お気に入りの場所に住める小屋を建てれば、デュアルライフが楽しめます。

デュアルライフとは二拠点生活、例えば仕事がある時は都市部で過ごし、休日はお気に入りのリゾート地などへ移動して暮らすといったスタイルのこと。心のゆとりと暮らしの豊かさを生み出す暮らし方として、注目されています。

このようなセカンドハウスを持つ暮らしは、これまでは比較的年齢層が高い人々が中心でしたが、ニューノーマルをキッカケに、もっと充実した毎日を送りたいと考える若い層にも広まり、今や多くの世代に注目される生活スタイルになっています。

そんなデュアルライフを叶えてくれるアイデアのひとつが移動型の小屋、トレーラーハウスです。トレーラーハウスとは、一般的に自動車でけん引ができる小屋のことをいいます。

トレーラーハウスのメリットは、一定の要件を満たしていれば、税金などのコストが少なくて済み、タイヤが振動を吸収してくれるので地震に強く、また災害時の避難や、気分を変えたい時などに、建物ごと別の土地に引っ越すことも可能です。

トレーラーハウスは、スペースが許す範囲内でキッチンやトイレ、シャワーブースなど生活に必要な設備を設置することが可能です。また内装も普通の家と変わらないほどの完成度がありますから、長期間快適に住める小屋になります。

トレーラーハウスの広さは、15平米ほどからあり、大きなものでは30平米以上のタイプもあります。15平米ならおよそ9畳ですから、庭に設置して部屋として使うのもいいですね。20平米以上あれば、水まわりを設置がしやすいので、デュアルライフのセカンドハウスとして使いやすいでしょう。

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海の近くの場合は、塩害対策を忘れずに。こちらは塩害に強い樹脂製のラップサイディングです
(写真提供/Royal Building Products)

小屋があれば、暮らしにゆとりと喜びが生まれます。わが家にとっての楽しい小屋づくりを考えてみてくださいね。

小屋で何をする?住める小屋やコンサバトリー、トレーラーハウスで秘密基地のように楽しもう

DIYで建てるおしゃれな「小屋キット」で、おうち時間をめいっぱい楽しむ

2021.12.13
※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。
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