カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム

カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム
(写真提供/Cdesign

最近人気のカリフォルニアスタイルに欠かせないのがカバードポーチ。玄関ポーチに連なるように、建物の全面に屋根付きの大きなウッドデッキを設置したものですが、そんなカバードポーチを第2のリビングとして活用するための、3つのアイテムをご紹介します。

アイテム1 リラックスタイムを格上げする「ベンチ」

カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム

ポーチに置いたチェアに腰かけてのんびりするのは極上のひととき。

古いアメリカ映画やドラマでは、玄関先のポーチに置いたチェアやベンチに座って食後のひと時を過ごしたり、訪ねてきた友人と談笑したりするシーンがよく見られます。

プライベートな空間でありながら半屋外の解放感を味わえるのがカバードポーチの大きな魅力。チェアやベンチを置けば現代でもくつろぎの場として、また家族や友人とのコミュニケーションの場として活躍すること間違いありません。

もっとも手軽に置けるのが、ホームセンターなどで購入できるビーチチェアや木製のベンチ。キャンプ用の椅子を活用するという方法もあります。もっと落ち着いて過ごしたいなら、ガーデンソファがおすすめです。人工ラタンやビニールでできた、リゾートホテルのテラスにおいてあるようなソファです。紫外線や雨に強いうえ、汚れてもサッと拭けば落とせるので、手入れも簡単。見た目よりずっと軽くて動かしやすいので、来客の人数に合わせて配置をかえることもできます。

アメリカ映画のような雰囲気を楽しみたいなら、ロッキングチェアもいいですね。ただし、ポーチに出しっぱなしにするなら、屋外用のものを購入するほうが無難です。

アイテム2 大人も子どももテンションが上がる「ブランコ」

カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム

ブランコの色は白が定番。こちらはアメリカから取り寄せた樹脂製のブランコ。
(写真提供/Cdesign

家にブランコがあると楽しいと思いませんか? 子どもはもちろん、大人だってコーヒーやお酒を飲みながら、また音楽を聴きながらゆらゆらと揺られることにあこがれる人は多いでしょう。実際に設置した人によると、家を訪ねてきた人は年齢に関係なく、喜んで座っているそうです。

トラディショナルなのは、2人掛けのベンチタイプのブランコを、ポーチの屋根からロープで吊り下げたもので、ポーチブランコまたは、ポーチスイングと呼ばれるタイプです。その他、公園にあるような背もたれのないタイプや、タイヤを吊るしただけのもの、ハンモックタイプのものなどもあります。

ブランコ自体はホームセンターやネット通販などでも入手可能なので、一見DIYで簡単にできそうだと思うかもしれませんが、安全性を考えると施工店に相談するほうが無難です。というのも、梁が細かったりすると、ブランコの揺れで柱や屋根に余計な負担がかかってしまうかもしれないからです。新築の場合はブランコを付けたい旨を伝えておき、施工までお願いするか、後付けする場合でもあらかじめ下地を補強したり、金具を付けてもらったりしておくと安心です。

屋根の強度が足りなかったり、手軽に設置したければ、自立式のブランコを購入して置いてもいいでしょう。

ちなみに、日本ではこれほどまでに人気の高いポーチブランコですが、本場アメリカでは意外に目にしません。実は現在では玄関側ではなく家の裏側にある庭に設置するケースが多いのだそうです。

アイテム3 みんなでワイワイできる「BBQコンロ」

カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム

ガス式のグリルなら均一に火が通り、食材がおいしくなります。探せば手頃な値段のものも。

リビングと直結したカバードポーチにBBQスペースがあれば、家の中と外を自由に行き来しながら家族や友人とBBQを楽しむことができます。

大きな庇は直射日光を遮ってくれるので、夏場でも暑さをしのぎながらBBQを楽しめます。また、BBQをしている最中ににわか雨が降ってきても、あわてて片付けなくていいのもうれしいところです。

BBQコンロは、雰囲気を出したい場合や、大人数で頻繁にBBQをするならガス式のものを置くのがおすすめ。大型のものは数十万円とかなりの価格になりますが、10人用程度の中型タイプなら、数万円で手に入ります。そこまで本格的でなくてもいいなら、キャンプなどで使う、炭を入れて使うタイプのBBQコンロを置くスペースを確保するだけでもいいでしょう。もっと気軽に楽しみたい場合は、外壁に電源を設置しておけば、思い立ったときにホットプレートを持ち出して焼肉などを焼くことができますよ。

カバードポーチがある生活を叶えるために必要なこととは?

カバードポーチを第2のリビングとして活用するための3つのアイテム

カバードポーチを作る際には、家の間取りとのバランスも考えておくことが大切になります。

カバードポーチは建築面積に算入されてしまうため、建ぺい率ギリギリに建てようとした場合、カバードポーチを広くすると部屋を狭くしなければならないこともあります。また、コストとの兼ね合いもあり、広いカバードポーチは欲しいけど、部屋が狭くなるのは嫌だといったように、どちらも譲れなくて中途半端な広さになってしまうと、結局どこにいても暮らしにくい家になってしまいます。

とはいえ、カバードポーチは、毎日のライフスタイルを豊かにしてくれる可能性を秘めています。カバードポーチを第2のリビングとして活用し、家族や友達と大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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