茶色の外壁は石材や金属との相性がよく、グラデーションが映えるなど、ひとクラス上の外観デザインにすることができます。自然の中にある色なので力強い存在感があり、汚れが目立ちにくいメリットもあります。今回は、茶色の外壁の家の演出方法をご紹介します。
目次
力強い存在感がある茶色の外壁の家。汚れが目立ちにくいメリットも
茶色はアースカラーの中でも力強い安定感がある色です。白い外壁が明るさや軽やかさをイメージさせるのに対し、茶色の外壁は重厚さや力強さを感じさせてくれます。
ひと口に茶色といっても様々な色味があり、それぞれにイメージが異なります。砂漠の砂の色のような淡い茶色は落ち着きの中にも明るさや優雅さを、大地を感じさせる濃茶はどっしりとした安定感や存在感、自然の木肌のような茶色はナチュラル感や温もり、焼いたレンガのような赤味がかった茶色はクラシカルな豪華さを感じさせてくれます。
どの茶色も自然の中にある色なので落ち着きがあり、また石材や金属と相性がいいので、個性的で高級感がある外観デザインを作ることができます。
また茶色は汚れが目立ちにくいメリットもあります。上手に使いこなして、住まいとしての品格が感じられるおしゃれな外観デザインを目指しましょう。
茶色×グラデーションデザインの外壁の家は、上品で華やかな印象に
茶色の外壁はグラデーションデザインが美しく映えます。白~淡茶~茶~濃茶~黒など多色使いをしてもすんなりとまとまり、中でも淡茶を中心としたグラデーションの外観は、上品で華やかな印象になります。
その際は玄関ドアも含めてトータルでコーディネートをすると、完成度が上がります。全体を落ち着いた雰囲気にしたいなら、玄関ドアは外壁よりワントーン濃い色を選んで。逆に淡い色や白を選べば明るく軽やかな雰囲気になります。
グラデーションデザインを上手にまとめるコツは、赤味や黄色味が強い色を混在させないことです。鮮やかさを抑えた色選びをすることで、美しく品のあるグラデーションになります。
アースカラー×石材や金属で、高級感がある邸宅風の外観に
アースカラーである茶色の外壁は石材や金属と相性がよく、しっくりと馴染みながらお互いの存在感を引き立ててくれます。
例えば外壁のメインカラーを茶色にして、玄関まわりなどに自然石を張ってアクセントを付ければ、高級感がある邸宅風の外観デザインを作ることができます。
玄関ドアやバルコニー、サッシまわりは金属デザインを強調するのもいいでしょう。アースカラーと金属は一見ミスマッチのように感じられますが、異素材の組み合わせはお互いの存在感を引き立て、自然の中に金属の質感がプラスされることでスタイリッシュな印象が強まります。
モダンな外観デザイン×木目の外壁で、絶妙なバランスを楽しむ
木目デザインの茶色の外壁は様々なデザインのアクセントとしても存在感を発揮します。
例えばグレーや金属でまとめた現代風のモダンデザインの外観の家に、ナチュラルな木目をポイントとして加えると、都会的なスタイリッシュさと自然の温もりがミックスされたナチュラルモダンな外観デザインが生まれます。
他にも真っ白な外壁の外観にポイントとして木目を加えればシンプルナチュラルな家に、黒やグレーの外壁に加えればナチュラルシックに。木目をアクセントカラーに使って絶妙なバランスを楽しみましょう。
茶色の発色が美しく、木目をリアルに再現した高耐久のサイディング材を選んで
茶色の外壁材を選ぶ際にこだわりたいのが発色の美しさと素材感、そして耐久性の高さです。本物の木を使うと、色褪せや腐食が気になりますが、今は素材感に優れ、美しい色合いのサイディング材があります。
例えばこちらは落ち着いた木目デザインの樹脂サイディングの色見本の一例です。リアルなシダーの質感を再現、経過年数の違うカラーバリエーションが揃っているので、好みの経過年数の色合いが選べます。
樹脂サイディングは、長寿命の家づくりの際にも安心して使える耐久性と美しさを併せ持った外壁材として、北米で広く普及しています。
茶色はモダンでもクラシックにも似合う懐の深い色です。上手に使いこなして、ひとクラス上の外観デザインを目指しましょう。
下記に赤茶色のサイディングを使ってリフォーム、イメージを一新させた事例をご紹介していますので、ご覧になってみてくださいね。
また自然な木目が特徴のサイディング材、GRAYNE®(グレイン)については下記にご紹介しています。