外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?
(写真提供/Royal Building Products)

外壁リフォームには大きく分けて3種類の工事方法があります。その中のひとつにカバー工法があり、性能向上やデザインの変更がしやすいのがメリットです。今回は、外壁リフォームの種類を解説、カバー工法で使えるアメリカンハウスでよく使われている合理的な外壁材をご紹介しましょう。

外壁リフォームの種類は3種類
再塗装・カバー工法・張り替えのメリット・デメリット

 外壁リフォームは、家のメンテナンスの中でも基本となる大切なもの。定期的に行うことで、建物を水から守り、外観を美しく保ち続けることができます。

外壁リフォームの工事方法は、大きく「再塗装」、「カバー工法」、「張り替え」の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

再塗装のメリット・デメリット

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

再塗装は比較的手軽ですが、ローラーで塗り重ねていくことで表情が平坦になってしまうことも。

再塗装は、今ある外壁をそのままに表面を塗り替えるリフォームで、モルタルやサイディングの外壁材に行います。再塗装の時期はおよそ10年が目安ですが、使用されている外壁材や塗料によって異なります。

塗装方法は、まずは既存の外壁を洗浄後、ひび割れや腐食部を補修し、下塗り、中塗り、上塗りと重ね塗りをします。

メリットは、比較的手軽な工事でリフォームができるところです。また塗料の種類が多く、色数も豊富にあり、好みの色を調合によって作ることも可能です。遮熱や汚れ防止などの性能が付加された塗料もあります。

デメリットは、ローラーを使って1色で塗ると、表情が平坦になってしまうことです。タイルやレンガ調サイディングなどで目地部分が色違いになっている場合も、1色で塗ると元の立体感は失われます。

その場合は、重ね塗りをして目地の色分けをしたり、骨材を混ぜた吹き付けで凹凸を出したり、吹き付け後にローラーで模様付けをするといったこともできます。

カバー工法のメリット・デメリット

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

<リフォーム前>
経年で老朽化した外壁サイディング。

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

<リフォーム後>
カバー工法で樹脂サイディングを張ったリフォーム事例。シーリングや再塗装が不要な外壁材を選んだことで、先々のメンテナンスが楽になりました
(写真提供/セルコホーム旭川 小森工務店

カバー工法は、今ある外壁の上から新しい仕上げ材を重ね張りするリフォームです。多くの場合、既存外壁の上に胴縁と呼ばれる下地部材を取り付け、その上に仕上げ材を張る「通気工法」が用いられます。

カバー工法は現在、リフォームで主流となっている工事方法で、外壁だけでなく、屋根、サッシ、玄関ドア、フローリングなどでも使われています。

メリットは、古い外壁の解体や廃材処分の手間と費用が削減できること、張り替えに比べて工事が簡易なところ、また性能向上やデザインの変更がしやすいところにあります。

カバー工法は、使用する外壁材や工事方法によって、断熱性などの性能、重量、汚れの付きやすさ、先々のメンテナンス内容と頻度が変わり、リフォーム費用も異なりますので、それらをしっかりと確認する必要があります。

デメリットは、再塗装に比べると初期費用が高くなるところです。ただし高耐久でメンテナンスが楽なサイディング材を選べば、先々のメンテナンス費用を削減することができるので、年月が経つにつれてその差は縮まり、逆転することも少なくありません。

注意点として、今ある外壁の上に新たに外壁材をかぶせるため、壁に厚みが出ること、重量がある外壁材を使用する場合は耐震性能の確認が必要になること、元の外壁の傷みが激しい場合はいったん補修を行う必要があることなどがあります。

張り替えのメリット・デメリット

今ある外壁を解体して新たに外壁を作るリフォームです。メリットは、いったん解体するので内部の様子を確認しやすく、断熱や気密性能の向上の計画が立てやすくなります。

デメリットは工事が大掛かりになることです。解体や廃材処分の手間と費用が掛かり、解体時には大きな音やほこりが出ることもあります。工事日数も再塗装やカバー工法に比べて長くなります。

アメリカならでは!機能性とデザイン性に優れた合理的な外壁材

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

アンティークな風合いを感じさせる、木の経年を再現した樹脂サイディングなら、耐久性も抜群です
(写真提供/Royal Building Products)

いまや、リフォームの主流となりつつあるカバー工法。使用できる外壁材には様々な種類がありますが、こちらはアメリカでよく使われている外壁材「樹脂サイディング」です。

アメリカやカナダでは50年以上の歴史があり、アメリカでは約40%、カナダでは約60%が樹脂サイディング。日本でもその性能の高さに徐々に認知が広まっています。

樹脂サイディングは軽く、高耐久で、塩害、凍害、酸性雨に強く、塗料を練りこんであるので再塗装の必要がありません。汚れたら水洗いできれいになります。また通気工法で施工を行い、シーリングを使用しないため、10年ごとの打ち替えも不要です。もちろんカバー工法でリフォームができます。

デザインは、板状のものを縦に張ったり、横に貼ったり、日本の家に似合う木調のナチュラルな色柄もあります。

北米の住宅デザインはとても華やかですが、自然環境はとても厳しいところ。そこでこのような機能性とデザイン性に優れたサイディングが選ばれるようになったのです。これも合理的なアメリカならではのセレクトといえそうです。

樹脂サイディングを使った「アメリカンハウス」の外壁リフォーム事例

実際に北米で樹脂サイディングを使用したリフォーム事例をご紹介しましょう。

こちらはバージニア州のアメリカンハウス、リフォーム前の様子です。バージニア州は広く、地域により気候が異なりますが、概して湿度が高い地域です。

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

<リフォーム前>
バージニア州、築20年のアメリカンハウス。切り出した木材をウロコのように張り重ねたシェイクスタイル。
(写真提供/Royal Building Products)

元の外壁材は、切り出した杉材をウロコのように張り重ねていくシェイクスタイルでした。家の持ち主はこのデザインをとても気に入っていて、でも劣化があまりにひどく、リフォームの際の外壁材選びにはとても悩んだといいます。

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

<リフォーム後>
シェイクスタイルの樹脂サイディング。仕上がってみるとその美しさに心から満足いく結果になったのこと。これまでのようなメンテナンスも不要になりました。
(写真提供/Royal Building Products)

悩んだ末に選んだのは、シェイクスタイルの樹脂サイディングでした。

樹脂サイディングは、北米ではポピュラーな外壁材ですが、こちらの製品の木目のデザインの美しさと耐久性に惹かれ決断したことで、心から満足のいく結果になったとのこと。家を見た人は、本当に近くまできて、それが樹脂であることに気づき、驚いているそうです。

経年を待たずにアンティークな雰囲気を楽しむ
リアルな木目のサイディング

こちらは先ほどのアメリカンハウスで使用されている樹脂サイディングのシリーズ「グレイン」の日本でのカラーバリエーションです。

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

トリーテットシダー

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

ラスティックスレート

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

ハーベストシェイド

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

エイジドグレイ

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

マウンテンアッシュ

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

ヘリテイジグレイ

これらはシダーを模したリアルな木目柄で、経年を待たずにアンティークな雰囲気を楽しむことができるようにと開発されたもの。時間の経過とともに木の色が変わっていくのをデザインしています。

どれも日本の街並みに美しく溶け込みながら、個性を感じさせてくれるものばかりで、雰囲気抜群のエイジングデザインを手軽に楽しむことができます。

外壁リフォームにはさまざまな種類がありますが、せっかくリフォームするなら、機能性、デザイン性、メンテナンス性に優れた外壁材と工法選びをしたいもの。上手に選んで、悔いのない外壁リフォームにしてくださいね。

外壁リフォームは3種類!カバー工法を成功させるアメリカンハウスの合理的な外壁材とは?

リアルな木の質感を再現した樹脂サイディングGRAYNE®(グレイン)の魅力について ~BORAL社Jim Parks氏インタビュー~

2020.02.25
※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。