物件データ:愛知県 N様邸
建物種類 | 一戸建て |
新築・リフォーム | 新築 |
築年数 | ― |
施工方法 | ― |
施工費用 | 約1,800万円(税抜き) |
工期 | 4カ月 |
採用した商品 | ロイヤル横張り(トラディショナル型・ホワイト) |
家づくりのご要望
白い横張りの外壁と大きな三角屋根が特徴の平屋建ての家……子ども3人がいる5人家族のN様が希望したのは、「ジョンソンタウンに建っているような家」でした。ジョンソンタウンとは、埼玉県入間市にある、米軍ハウスと呼ばれる平屋のアメリカン古民家が立ち並ぶエリアのことで、レトロな雰囲気を好む層に根強い人気があります。
N様ご夫妻は家づくりのリサーチ中に、インターネットで「板張りの横壁」と検索して樹脂サイディングに興味を持ちました。ご夫妻にとってはあまり聞きなじみがない外壁材でしたが、施工してくれるところを探してヴィーヴル(愛知県小牧市)にたどり着いたと言います。
アメリカンスタイルの建築が得意なヴィーヴルは、樹脂サイディングの施工実績も豊富です。ただし、ヴィーヴルが樹脂サイディングを使うのは、デザインだけが理由ではありません。樹脂サイディングは施工の際にコーキングを使わないうえ、色落ちや色あせがないので再塗装などがいりません。つまり、メンテナンスといえば、汚れが気になる際の水洗い程度ですむのです。完成後の家にかかる出費や手間がなるべく抑えられれば、その分暮らしを豊かにすることに費用がかけられる、というのがヴィーヴルの考え方。特にお子さんがいるご家庭は、成長に従ってなにかと出費がかさむものなので、定期的な塗り直しや補修などの出費がいらないのは、大きなメリットとなります。
加えて、樹脂サイディングはサイディング一枚一枚がとても軽いため、建物にかかる負担が少なくなります。また、ヴィーヴルでは樹脂サイディングの施工を自社で行うため、他の外壁材に比べて安価でできるという事情もありました。
施工の際にこだわった点
当初の要望にはなかったものの、ヴィーヴルが提案したのが、カバードポーチ。アメリカンスタイルの住宅にはよく見られるものです。玄関側の屋根の軒先を延ばして玄関ポーチを覆うのですが、最初の打合せでデザイン図を見せたところ、N様ご夫妻は「これはすごくいいですね!」ととても気に入られたのだとか。
ドアを開けた時に家の中が丸見えになるのを防ぐために、玄関の真正面だけは目隠しフェンスを施しました。N様は経年劣化を楽しめる素材が好きだということだったので、素材は杉材を使用。さらに庭を囲むフェンスにも、テイストを合わせるために同じ杉板を使っています。自然塗料を塗って仕上げたため、年月とともに独特の雰囲気が増していきます。
ラップサイディングの平屋だと、どうしてものっぺりとした印象になってしまいますが、カバードポーチをつけたことで奥行きが生まれ、ドアとポストに入れた刺し色が良いアクセントになっています。
内部は米軍ハウスらしく部屋を細かに仕切らず、LDKのほかは、大きな子ども部屋が一室、家族全員で使うファミリークロゼット、夫妻の寝室となる和室というシンプルな間取りに。N様ご夫妻がほぼ決めていた通りになりましたが、ヴィーヴルの提案で大きな小屋裏部屋を設けました。
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お客様の声
実はN様ご夫妻はかなり明確なイメージがあり、リサーチもかなりされていたのですが、どちらかというと、その主体は奥様のほうだったそうです。ところが、プランが現実になるにつれてご主人もどんどん興味がわいてきて、完成した時には「思い描いていた通りの家ができた!」と、とても喜んでもらえたとのこと。
外見に加えて、将来的にメンテナンスコストが少なくてすむ点も大満足いただけたとか。今後は3人のお子さんとともに家も少しずつ育って、ますます家族になじんでいくことでしょう。
この家を建てたのは
一級建築士・プランナーの妻と大工の夫がタッグを組み、設計~施工~アフターまで二人が担当します。顔が見える安心感と希望を何でも伝えられる距離の近さ、密な連携により「打合せの内容が施工に反映されていない」ということがないのも、夫婦で家づくりを行うヴィーヴルの魅力。完成後の出費や手間をなるべく抑えて豊かに生活してほしいので、メンテナンスフリーの外壁や内装材をおすすめしています。