いざという時、家族を守ってくれる家[樹脂サイディング施工事例No.7 ]

物件データ:北海道 Skogのいえモデルハウス(ショールーム)

建物種類 一戸建て
新築・リフォーム 新築
築年数 2020年4月完成
施工方法 在来工法
施工費用
工期 4カ月
採用した商品 ロイヤルよこ張り(トラディショナル型・ホワイト)

家づくりのご要望

このモデルハウスは、全国45社の加盟店を展開するSkogのいえの、新しいデザインシリーズ「カリフォルニア」を紹介するために建てられました。

カリフォルニアスタイルといえばラップサイディングですが、雪の多い北海道で天然の木材を使うのは現実的ではありません。そこで、水が浸みこまないこと、汚れにくいこと、軽くて建物に負担をかけにくいこと、さらに高い耐久性がありコーキングの打ち替えなどが必要ないことなどを考え、Skogのいえでは、樹脂サイディングを推奨建材とすることにしたそうです。

このモデルハウスを建てるにあたって想定したのは、小さな子どもが2人いる30代の夫婦。友人や知人が多く、週末になるとホームパーティを楽しむという設定です。北海道のホームパーティの定番はバーベキュー。裏庭に屋根付きのバーベキューコーナーを設け、雨の日でもバーベキューが楽しめるようにしました。

また、通常、カリフォルニアスタイルは、玄関側にあるカバードポーチに続けてリビングがあるのがセオリーですが、日本では表通りから家の中が丸見えになるのはあまり好まれません。そこで、リビングはあえて玄関から一番遠い位置にして、バーベキューコーナーがある裏庭に続くように設計したそうです。

施工の際にこだわった点

外壁のほとんどは樹脂サイディングですが、正面にあたる部分とカバードポーチは木材です。脚立に上ってメンテナンスができる範囲は、木の風合いや温かみを楽しめるようにという意図だとのこと。

樹脂と木材という異素材の組み合わせはミスマッチになるのでは?と思われるかもしれませんが、実際に出来上がってみると違和感はほとんど感じないとのこと。また、木材部分は塗装をこまめに行うことで劣化を遅らせることができ、時間が経って樹脂サイディングとの風合いの差が出てくるのを防ぐことができるそうです。そういう意味でも、「脚立に上ってメンテナンスができる範囲」というのは合理的であるのがわかります。

この家のもうひとつのこだわりは、防災への備えです。例えば、リビングに電気自動車や屋外に設置した発電機から電気がとれるようにしたコンセントを用意しておきます。こうしておけば、台風や地震などで停電がおきた場合でも、冷蔵庫やテレビ、スマホなど、どうしても生活に欠かせない機器は使えるというというわけです。

「北海道をはじめ、最近、日本各地で大きな災害が相次いでいます。これまで家には意匠性や機能性が求められることが多かったと思いますが、これからは、いざという時、家族を守れる家かどうかも大切になるのではないでしょうか」とSkogのいえ本部株式会社キムラの濱谷さんは言います。

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外壁の色はスタンダートな白。木材のブルーの扉をアクセントにしました。キッチン上部にはリビングから上がれるロフトを設けて、収納をスペースを確保。全館床下冷暖房システムを採用することで、一年中快適に過ごせます。

モデルハウス来場者の声

既にモデルハウスには多くの方が来場され、好評を博しているそうです。当初ターゲットと想定していた若い層だけでなく、リタイア後の住まいを考える年配の方も来られるとのこと。見学しながら「窓枠はドアと同じブルーにしたい」と、自分らしい住まいのイメージをどんどん膨らませる方もいるなど、カリフォルニアスタイルは日本人のライフスタイルにも意外と馴染みやすいようです。

また、平屋はどうしても総二階より建築価格がかかってしまいます。そこで、Skogのいえでは、部屋を細かく仕切らず自由度の高い空間にしたり、オープン収納にしたりと少しずつコストダウンを図る提案もしているのだそう。子育て世代でもちょっと頑張れば、平屋の実現も無理ではなさそうです。

この家を建てたのは

いざという時、家族を守ってくれる家[樹脂サイディング施工事例No.7 ]

Skogのいえ本部 株式会社キムラ

Skogのいえは、女性たちの意見をもとにつくられた提案住宅です。雑貨好きの主婦、設計士、インテリアコーディネーターなど、暮らしのプロともいえる女性たちが、全体のイメージから素材、ディテールにいたるまでじっくりと話し合い、アイディアをひとつひとつカタチにしていきました。北海道から沖縄まで全国45社の加盟店があり、自然素材をメインとした建材メーカーである株式会社キムラが作っている住宅ブランドです。

※記事内容は執筆時点のものであり、予告なく変更される場合があります。最新情報をご確認ください。
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