(お施主様インタビュー) シックでモダンな二世帯住宅[樹脂サイディング施工事例No.10]

施工事例No.9(お施主様インタビュー)シックでモダンな二世帯住宅

A様邸は、2つの建物をつないだようなユニークなフォルムの二世帯住宅です。大学で建築学を学ばれた奥様とともに、家族の暮らしやすさを考えて建てた家。そこに込められた工夫を聞いてみました。

家族の暮らしやすさにこだわった建物のカタチ

――少し変わったフォルムの家ですね。

実は、この家は二世帯住宅なんです。私たち家族が暮らす建物と、母のための建物がそれぞれあり、真ん中をつなぐような形でリビングを設けました。介護のことを考え、母が暮らす建物には、居室のほかにトイレなど必要なものが一式作り付けてあります。また、玄関にはスロープを付けました。

――二世帯住宅といえば世帯が上下に分かれているというケースが多いですが、それを水平に展開しているんですね。リビングをこの位置にしたのはなぜですか。

 介護が必要な家族がもう一人いるんです。娘です。その娘のベッドが家のなかで一番日当たりのいいリビングに置いてあるので、リビングを家の中心に広く配置しました。大きな窓の外側に高低差をつけずにウッドデッキを置いて、お天気の良い日にはベッドごとウッドデッキに出て日向ぼっこをしたりできるようにしてあります。

また、普段ベッドを置いてあるスペースの頭側にあたる部分に小さな窓をつけて、寝たままでも外が見えるようにしました。家の手前側は緑道になっていて、住宅は建設されないので、この先も、日当たりや眺望はずっと保たれます。

――ご家族らしい暮らし方がそのまま家の形に現れているのですね。

奥さんが大学で建築を学んでいたこと、また、インテリアコーディネーターの資格を持っているなどが、今回の家づくりにとても役に立ちました。家族でいろいろと考えた内容を手描の図面にして持参し、小森工務店がいろいろな希望を汲んで形にしてくれました。

築年数が経ってもずっと綺麗なままでいられるなら、と即決

――外壁に使用された樹脂サイディングは、もともとご存知でしたか?

いえ、打合せの際に紹介されたんです。外壁というのは通常だと塗り直しや張り替えなどのメンテナンスが定期的に必要になるものだけど、樹脂サイディングなら30年ほとんどメンテナンスがいらないと教えてもらいました。10年後に塗り直しとかって言葉で聞くとけっこう先だなと感じますが、毎日の暮らしに追われていると意外とあっという間に過ぎてしまうじゃないですか。そういうのは面倒なので、メンテナンスのことを気にしなくていいのは嬉しいなと思ったんです。

あと、ちょっとした汚れは雨で落ちるというのもいいですよね。家って年数が経つとだんだん古ぼけて見えるようになります。雨の垂れた後が黒く残っていたりすると、特にそう感じます。人の家でもそう思うのに、自分の家ならすごく気になるだろうなと思ったんです。汚れが付きにくくて色あせもしにくい、何年経っても古ぼけた感じにならないのなら、と迷わず決めました。

――色はどうやって決められましたか?

もともと落ち着いたテイストにしようと考えていたので、茶系に絞って選びました。こげ茶からほとんど白に近い色までいろいろ見た結果、サンドという色に。家の裏面は違う色にしようかとも思ったんですが、最終的には一色で仕上げて、窓回りなどに濃いめの色を入れて引き締めました。

色選びで個性が出せる樹脂サイディングは面白い

――これから家を建てられる方に何かアドバイスがあれば教えてください。

樹脂サイディングは、一般のサイディングにはないような色もあるので、色選びによってはすごく個性が出せるんじゃないかと思います。我が家の場合は、茶系で落ち着いた感じにしましたが、好みによってはブルーとかイエローとかを選んで思い切りポップな家にすることもできます。少し金額はかかってしまいますが、特注品の色もありましたから、そういうのも含めるとさらにバリエーションが広がります。

薄い色を選んでも汚れが目立たず、ずっと綺麗まままでいられるので、集合住宅などに使うのもいいかもしれませんね。樹脂サイディングは最初の施工は他の外壁材に比べてちょっと高めですが、メンテナンスが要らない分、最終的にはお得かなと思います。それに、薄汚れてしまうと入居してもらうために家賃を下げざるを得なくなったりしますからね。内部はいくらでもリフォームできますが、外壁はそうはいかないので、こういう外壁材を使うというのも手だと思います。

【物件データ】
A様邸
北海道
2019年10月完成
ロイヤルよこ張り(サンド)

この家を建てたのは

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株式会社小森工務店(セルコホーム旭川)

創業48年の小森工務店のこだわりは、職人の顔が見える手造りの家。オーダー住宅を専門とし創業、多様化する時代のニーズにお応えする形で、北海道の気候風土に合った性能・デザインの住まいをつくってまいりました。現在は、国産材を使用した2×6住宅と、輸入住宅セルコホームを手掛けています。ともに、街並みに彩りを添え、地域の景観に溶け込み、時を重ねるごとに趣きを深める住まいです。自社大工が自社工場でのプレカットを行って建築現場での加工を減らすことで、原価低減や工期短縮につながり、お客様の利益向上に貢献しています。

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