施工事例No.9(お施主様インタビュー) 積雪が多い地域に建つアーリーアメリカン

施工事例No.10(お施主様インタビュー) 積雪が多い地域に建つアーリーアメリカン

小森工務店の社長でもあるK様が2018年に建てたのは、アーリーアメリカンスタイルの輸入住宅。「雪の多い地域でもデザイン性にこだわった家は建てられるということを知ってほしかった」というK様に、家づくりのヒントを伺いました。

気候に制限されず、本格的な輸入住宅を建てたかった

――三角屋根に鎧戸の付いた窓、ハーフランドの窓、ドーマー。典型的な輸入住宅ですね。

このあたりは日本でも一番雪の多い地域のひとつですから、どうしても四角い建物が多くなります。同じようなものばかりではつまらないので、ちょっとおしゃれな雰囲気な建物を建てたいなと考えました。

――さすが輸入住宅を専門とされている工務店の社長宅というだけあって、細部にもこだわりが見られますが、一番力をいれたところはどこでしょうか。

カバードポーチでしょうか。ポーチスパンドル(軒飾り)もつけて輸入住宅らしく仕上げてあります。玄関ポーチから続くように屋根付きのウッドデッキを設けるというスタイルはお客様からのニーズも高いので、しっかりとこだわって作ってみました。

――デザインだけではなく、機能性にもこだわりはありますか?

ウッドデッキ部分の屋根はやや深めに作ってあります。北海道では夏に庭やデッキでバーベキューをすることが多いのですが、屋根が深いと雨が直接かかりにくいので便利なんです。また、その他の季節でも、よほどの強風でなければ窓を開けて風を通すことができます。あ、外に置いてあるサンダルが濡れないというのも、ストレスが減りますよ。とっても小さなことなんですが。

自分の家に施工したくなるほど樹脂サイディングの良さを実感

――お仕事を通じて、樹脂サイディングはもちろん知っていたと思いますが、それを自宅に施工されようと思われたのはなぜですか?

小森工務店では樹脂サイディングを推奨しているんですが、自分自身でもその良さは実感していました。一番のメリットはやはりメンテナンスが楽だということですね。塗り替えや張り替えがいらないのは、手間の面でもコストの面でも本当にいいと思います。ちょっとくらいの汚れは洗えばほとんど落ちますし。雪の多い地域なので、凍結に強いというのもありがたいですよね。

特に輸入住宅を建てるなら、デザイン的にもこれ以上の外壁材はないのではないでしょうか。我が家は北米レンガと組み合わせて使いましたが、そうした工夫をすれば、全面ラップサイディング以外にもデザイン的なバリエーションはけっこう広がると思います。

――凍結といえば、この地域でこれほど急勾配の屋根、しかも建物正面の方に向いた屋根というのは大丈夫なのでしょうか。

勾配の角度をかなり綿密に計算をし、屋根の下に雨どいをつけることで無落雪屋根になっています。今までは、こうした形のものが作りたいと思っても躊躇していた人も多いと思いますが、我が家で施工することによって、実際に見ていただけるんじゃないかと考えて、今回この形にしたというのもあります。

※無落雪屋根
雪を屋根に乗せたまま、風に飛ばされたり自然に解けるのを待つとういコンセプトに基づいて作られた屋根のこと。降雪量の多い地方でも、雪下ろしをすることなく冬を過ごせるということで、最近急激に広まっています。

仕方がないと諦めないで、ぜひ工務店と相談を!

 ――これから家を建てられる方に何かアドバイスがあれば教えてください。

北海道では、以前は積雪対策として多くの家で玄関フードをつけていましたが、デザイン的にあまり見栄えがするものではありませんでした。最近は、玄関ドアなど建具の性能が上がっているので、付け屋根の下に玄関があるという作りでも充分対応できるケースが多くなっています。もちろん立地や周囲の環境にもよるので絶対にできるとは言えないのですが、デザインにしても機能面にしても、家づくりに対する希望はどんなことでも一度工務店に相談してみるといいと思います。昔からこうだから仕方がないと諦めていたことも、解決方法があるかもしれませんから。

また、玄関ポーチやウッドデッキの屋根は奥行きを深くしておくと、何かと便利です。その分、面積は取られてしまうので迷いどころではあるかもしれませんが、雪や雨の被害を減らせるので、北海道や東北など雪の多い地域の人にはぜひおすすめしたいですね。

【物件データ】
K様邸
北海道
2018年4月完成
ロイヤルよこ張り(ホワイト)

この家を建てたのは

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株式会社小森工務店(セルコホーム旭川)

創業48年の小森工務店のこだわりは、職人の顔が見える手造りの家。オーダー住宅を専門とし創業、多様化する時代のニーズにお応えする形で、北海道の気候風土に合った性能・デザインの住まいをつくってまいりました。現在は、国産材を使用した2×6住宅と、輸入住宅セルコホームを手掛けています。ともに、街並みに彩りを添え、地域の景観に溶け込み、時を重ねるごとに趣きを深める住まいです。自社大工が自社工場でのプレカットを行って建築現場での加工を減らすことで、原価低減や工期短縮につながり、お客様の利益向上に貢献しています。