外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

外壁リフォームを成功させるために!よくある失敗事例から、やってはいけない3つのことをご紹介します。タイミングを逃してしまった失敗、リフォーム業者選びで相見積もりの失敗、そして外壁材選びでの失敗です。

むやみに外壁メンテナンスの時期を先延ばしはしてはいけない!無駄な出費の失敗

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

外壁のメンテナンスは時期を見極めることが重要。むやみに先延ばしにすると、損をしてしまうことが少なくありません。

外壁リフォームでやってはいけない1つめは、まだキレイだからとメンテナンスの時期をむやみに先延ばしにすることです。

外壁材にはモルタル、窯業サイディング、金属サイディング、樹脂サイディング、タイルなど様々な種類があり、それぞれに寿命が異なります。

外壁は、基本的には10年おき程度にメンテナンスが必要ですが、寿命が長い高耐久の塗料や外壁材もあります。ただし、外壁材そのものの寿命は長くても、つなぎ目のシーリング材はそれよりも寿命が短いことが少なくありません。

寿命と言っても、住宅の建材の寿命はその瞬間に壊れるといったことではなく、その時期を過ぎると急速に劣化が加速すると考えるといいでしょう。劣化が進めば、内部に水が浸入しやすくなり、構造部分を腐食させてしまいます。

適切な時期にメンテナンスやリフォームを実施しておけば、外壁材の工事だけで済んだものが、タイミングを逃してしまえば劣化が進み、補修に多額の費用が掛かってしまうこともあります。

一見キレイでも、見た目と性能は別の問題です。また見えにくいところで劣化が進行している可能性もあります。大切なことはタイミングを逃さずメンテナンスを行ない、外壁を健康な状態で維持し続けること。むやみに先延ばしにすると、無駄な出費がかさんで損をしてしまうことがあるのです。

相見積もりでリフォーム業者を無理に競争させてはいけない!品質の低下の失敗

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

見積もり書を見せ、リフォーム業者同士の競争をさせるのは、無理な値下げ競争による品質の低下を招く可能性があります。

外壁リフォームでやってはいけない2つめは、相見積もりの際にリフォーム業者に安易な価格競争をさせてしまうことです。

リフォームを実施する際には、まず希望の工事内容をリフォーム業者に伝え、見積もりを取ります。その際には、複数のリフォーム業者に見積もりの依頼をして比較検討を行なう「相見積もり」を取る方もいらっしゃることでしょう。

相見積もりを取る際には、単純な費用比較ではなく、適切な提案がなされているか、自分たちの希望に合ったクオリティの工事をしてくれるか、その金額は妥当か、担当者に誠意が感じられるか、施工技術は高いか、そして保証の内容などを含め、総合的に判断をすることが重要です。

その際に避けたいのが、相見積もりで複数のリフォーム業者にそれぞれの見積もりを見せ、これより安くできないかといったような「単純な金額競争」をさせてしまうこと。このような手法は、工事品質の低下を招いてしまうことがあります。

もちろん、適切なローコスト提案をしてくれるのなら良いのですが、中には契約を取るために材料や手間のレベルを無理に落として値下げをする可能性も。実際に外壁塗装のリフォームで大きな値下げをしてきた業者に依頼をしたら、5年後に部分的に変色が起き、調べてみたところ規定よりも塗膜が薄かったことがありました。

外壁工事の品質の良し悪しはその場では分からないことも多く、時期が経ってからその差が明らかになることが往々にしてあります。必要なクオリティを維持するためには、それに見合った費用が必要です。無理な値下げ競争は、工事品質の低下を招く可能性があることを知っておきましょう。

外壁材を目先の費用だけで選んではいけない!先々に損をする失敗

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

外壁リフォームのたびに足場費用が必要に。メンテナンスの回数が少ない外壁材を選んでおくと先々にお得です。

外壁リフォームでやってはいけない3つめは、外壁材を目先の費用だけで選んでしまうことです。

外壁リフォームは、住宅リフォームの中でもボリュームが大きく、高額な費用が掛かるので、できるだけ長持ちをする外壁材を選ぶことがコストの削減につながります。

大切なのは、「トータルコスト」を考えながら外壁材や工法を選ぶこと。トータルコストとは、イニシャルコスト(初期投資費用)+ランニングコスト(維持費用)の両方を合わせた金額で、いくらイニシャルコストが安くても、ランニングコストが高ければ、長期的な目で見れば損をしてしまいます。

例えば、リフォーム費用が80万円で寿命が10年の外壁材と、費用は150万円だけれども寿命は30年の外壁材と比較した場合、わが家にはどちらが向いているか、家の寿命や今後の生活設計も視野に入れてしっかりと検討することが大切です。

目先の費用だけで選んでしまうと、後になって損をしてしまうことがあります。先々のことをよく考えた外壁材選びをしましょう。

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

こちらは樹脂サイディングを使ってリフォームした施工例。高耐久なのでメンテンナンスがほとんど不要です。(ニューカラースケープ・ナチュラルシダー/ゼオンサイディング)

こちらは外壁リフォームの際に、外壁材に樹脂サイディングを使用した施工例です。重ね張り(カバー工法)によって工事を行ないました。

樹脂サイディングは高耐久で塩害や錆に強く、シーリングを使用せずに工事をするので打ち替えの必要がありません。また表面塗装ではなく顔料を練り込んであるので塗り替えも不要、汚れたら水洗いでキレイにできるなど、メンテナンスが楽な外壁材です。

外壁リフォームではやってはいけない3つのこと、

  1. むやみに外壁メンテナンスの時期を先延ばしはしてはいけない!
  2. 相見積もりでリフォーム業者を無理に競争させてはいけない!
  3. 外壁材を目先の費用だけで選んではいけない!

しっかりチェックをして、外壁リフォームを上手に成功させてくださいね。

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

絶対失敗はしたくない!イメージ通りに外壁リフォームを成功させる3つのポイント

2020.05.29

 

著者プロフィール

外壁リフォームの失敗事例!やってはいけない3つのこと

Yuu(尾間紫)
一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター/マンションリフォームマネジャー

長年リフォーム業界の第一線で、数多くの住宅リフォームの相談、プラン設計、工事に携わってきた経験から、本当に価値あるリフォームについて皆さまにお話します。過去を繕うものではなく、未来の暮らしを創る「リライフのリフォーム」を提唱。実践的なリフォームのノウハウを、テレビや雑誌、新聞連載、講演などを通して発信中です。著書に『リフォームはこうしてやりなさい(ダイヤモンド社)』など。Webサイト「リフォームのホント・裏話」(http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/)でリフォームの実践的なノウハウを公開中